ヘナを導入してみたい美容院の方へ
ヘナとは
ヘナとは
About Henna
ヘナは北インドを中心とするアジア、アフリカ、イラン、パキスタン、オーストラリア、日本では石垣島など熱帯地域に自生、栽培されてるミソハギ科の植物で、和名を「指甲花」と言います。
その葉を乾燥させて粉末状にした、天然の染料であり、ヘアカラーでもあります。産地や収穫期にもよって品質が変わるのが特徴です。
インド西部のラジャスタン州ソジャット地方のヘナが最高品質と言われています。高さ3~6メートルほどの低木で白い花をつけます。ヘナの寿命は80年ほどで、とても強く、雑草に分類されるほどの植物です。40度以上の気温で乾燥している土地で高い色素量を持ったヘナが育ちます。暑い夏季を超えて、9月ごろに一気に降る大雨で一気に成長して大きくなり、この時にヘナに含まれる染色成分のローソニアの数値が一気に上がります。インドで5000年前の古代から現代に受け継がれているハーブで、髪や肌などの染色に使われてきたものです。古代エジプトの王族やクレオパトラなども爪や肌髪を染めるのに使用されていたり、ミイラを包む布の染色にも使われてきました。また、インドの伝統医療のアーユルヴェーダでは古くから薬草としても使われてきたものです。
日本では「身体に優しい白髪染め」という認識で使用されていますが、化学染料によるカラーリングの身体への影響が懸念される中、高いトリートメント効果やデトックス効果が注目され始めている植物染めです。