「美容室が変われば世界が変わる」そういう思いがあります。

どこの街にも沢山ある美容室。毎日たくさんのお客様がきれいになって喜んで帰ってくれてまた明日からの元気がうまれる、とっても素敵な場所。カットにカラー、パーマ、それそれの技術に思いを乗せて美容師さんは仕事をしています。

目の前の人を美しくする、喜んでいただく。美容師も嬉しい。繋がって、連鎖する。でも、地球にはどうだろう。カラーやパーマ、シャンプー剤。毎日たくさんの薬剤が地球に流れています。

人がきれいになると、地球が汚れる。本来は人も地球と同じ自然の存在なのにこれはちょっと悲しいです。

だから、沢山ある美容室から流れるものが地球を汚さないものだったら薬剤を流す量を少しでも減らせたら地球がちょっとずつ、元気になる。一軒が二軒、二軒が三軒。思いのある美容室が増えれば、地球がもっと、元気になる。

薬剤は決して「悪」ではありません。美容の歴史で、いろんな人がいろんな思いを込めて作った一つの文化です。
完全排除するんじゃなくて、地球に優しいものをとり入れる。それだけで、良いのです。その割合が、少しずつでも増えればいい。環境汚染は、病につながり、病は貧困へ貧困は環境汚染へと、つながっている。地球に優しいものは、人にも優しい。少し大げさに聞こえるかもしれませんが沢山ある美容室が変われば、世界が変わる。

小さなところからアクションを。こんな思いが広がれば良いと思い、わたしたちは活動しています。

ぜひ、ヘナを通して一緒に活動しませんか？

お客様もオーガニックを求めて探している

自然派美容を取り入れたい方は多く、年々増え続けています。美容室向けの商材も『オーガニック』『ナチュラル』と名のつくものがとても目立って来ました。

世の中全体にそれほどまでに浸透している『オーガニック』『ナチュラル』という言葉。

食べるものは、人間の命の源。良いもの・無添加のもの・成分無調整のもの・コスメも含め、沢山の情報源があるし、いくらでも選べます。

でも、髪は？

髪は人の手によって整えられます。カットやカラー、パーマも全て。多くの美容室では長年の美容の歴史が育んだ最新の薬剤と技術、もちろんオーガニック由来の成分の入った薬剤や、天然成分１００パーセントのスタイリング剤、色々なものの取り扱いがあり、美容師さんは色々なアドバイスをしてくれる。

でも、天然100%の素材で髪を染めたい、自分に合ったケアをしたい、スタイリングしたい。こんな声に的確に応えられる美容師さん、自然派という観点から専門的なアドアイスできる美容師さんが、今はそんなに多くはない。

だから、100%天然の素材を使った、そんなアドバイスのできる美容師さんが少しでも増えたら、お客様の声に応えられる。

お客様の要望にオーガニックで応えられたら、もっとお客様の幸せと健康をサポートできる。

環境問題にわたしも関わる

『美容室の排水口は海の入り口』

美容室が排水口に流すカラー剤の量は年間18000トンです。数十グラムでも飲み込んでしまえば死に至る可能性のあるカラー剤が地球に排出されています。

ヘアカラーにおける色彩の力はすごいです、見た目だけでなく人の気持ちを元気にしたり、落ち着かせる役割も果たします。多くの人が、ヘアカラーによって幸せになってきたことは事実です。

カラー剤にしか出せない色や作れないデザインがたくさんあります。だから、そんな薬剤を否定し排除しようということでは決してありません、様々な業界がそれぞれ環境問題に取り組む中、美容業界はどう取り組めるだろうか、今、一人一人が多少なりとも考えて行動に移すことが求められているように思います。